常識にとらわれないななめスリットで、
クリスマスらしさを演出

  • フェンリルクリスマスカード

フェンリルクリスマスカードのスリットは、ななめ45度のストライプです。これは、一般的なスリットアニメーションでよく使われる水平のスリットとは大きく異なります。スリットを単なる仕掛けのための部品と捉えずに、余すことなく活かすことで生まれたこの独特のななめスリットも、フェンリルデザインのこだわりの成果です。

カードとスリット

世の中のスリットアニメーションを探すと、その多くは黒い水平のスリットが登場します。しかし、はたして同じようなスリットでなければいけないのでしょうか。仕組みを理解するほど、スリットの形は問わないはずだと思えました。そこで、スリットアニメーションの楽しさをクリスマスカードとして最大限に活かす、最適な形を考えることからデザインを始めました。

スリットの試作

スリットアニメーションにおいて、スリットは絵が動いて見える画面にあたります。その画面自体の形や大きさは自由です。ストライプの太さや向き、さらに色と、スリットそのものの可能性をひとつひとつ検討しました。すると、この仕掛けは、その常識にとらわれなければ、スリットひとつとっても様々な表現ができることがわかりました。

ななめスリット

クリスマスのモチーフにはななめ45度のストライプが多く見られます。この独特のななめスリットは、何といってもクリスマスらしさを演出します。スリットアニメーションにはそもそもしま模様が必要なので、これを活かさない手はありません。このななめスリットを金色のインクで印刷することで、ホリデーシーズンの挨拶状にぴったりの華やかさも添えることができました。

カードの仕上げ

スリットの金色は、カード面の色と一致する必要があります。スリットとカードのパターンがきちんと同じ色にならないと、スリットアニメーションが動いて見えづらいからです。しかし、スリットはフィルム、カード面は風合いのある紙なので、印刷技法も異なり、同じ色を出すのも難しい仕事です。よくある黒のスリットならこのような心配もありませんが、繊細な印刷加工とこだわりを経て、見事に美しく動くクリスマスカードに仕上がりました。