金銀の印刷も華やかな、
珍しい2色のスリットアニメーション

  • フェンリルクリスマスカード

せっかくのクリスマスカードなら、これから始まるホリデーシーズンのわくわくするような気分を盛り上げたいものです。そこでフェンリルデザインは、金と銀、2色のインクで印刷したクリスマスカードをデザインしました。一見すると難しくなさそうな2色のスリットアニメーションですが、自然に動かすにはさまざまな工夫が必要です。

金銀のスリットアニメーション

スリットアニメーションは1色、それも黒でつくられることが一般的です。それもそのはず、スリットアニメーションはその仕組み上、1色でコントラストのはっきりした印刷のほうが表現しやすいのです。このクリスマスカードでは、あえて黒とはまったく違う金銀2色でパターンを印刷しています。

スリットを通して見る

スリットアニメーションは、しま模様で絵の一部を隠すことでコマアニメを実現します。このとき、スリットが意識されないほうがより自然に見えます。つまり、スリットで隠すというより見えなくなるようにしたいわけです。そのためには、カードの印刷とスリットの色は一致しているほうが都合がいいのです。2色を使うと、1色はスリットと同じ色にできず、きちんと配慮しないとスリットのしま模様がうるさくなります。

雪の結晶

金色を主題として、銀色の絵には全体を盛り上げる補助的な役割を持たせることで、図案全体をまとめました。こうすることで、ツートーンによる華やかさが活きつつ、スリットアニメーションとしても充分に機能します。雪の結晶ひとつひとつも、細かすぎず、しかし絵としても見応えがあるようにつくり込んでいます。

箔押しのメッセージ

“メリークリスマス”のメッセージ部分は、スリットアニメーションで表現するには細かすぎるので、動かさずにカード面に載せています。メッセージに金の箔押しを使っているのは、光輝く豪華さはもちろんですが、パターンと同じ面に置いても自然に区別して見えるようにするためです。ランダムに見えるパターンの中に混ざっていても、きちんとメッセージだけを読むことができます。