フェンリルデザイン

紙の上で図案が動き出す
不思議な挨拶状

しま模様のカードを動かすと、紙に印刷された絵が動き出すクリスマスカードです。スリットアニメーションという手法で、楽しくて不思議な仕掛けを実現しています。一般的なスリットアニメーションは黒い横しまを使いますが、クリスマスらしい演出のために、様々な試行錯誤を経て、金色の斜めストライプを実現しています。スリットを単なる仕掛けとしてだけでなく、盛り上げることにも活かしています。

カードとスリット

しま模様のスリットで、印刷したパターンを連続的に隠すことで、コマアニメを実現しています。一見ランダムに見えるパターンの中に、5コマ分の絵を仕込んでいます。

華やかなスリット

スリットを金色のななめストライプにすることで、ホリデーシーズンにぴったりの華やかさを添えています。

スリットの試作

スリットアニメーションには、一般的に黒い横しまを使います。しかし、仕組みを理解し、その常識にとらわれなければ、スリットそのものも表現に活かせます。

図案の原画

5コマ分の原画を描いて、それをスリットアニメーションのためのパターンに変換しています。先に制作環境を用意することで、絵のつくり込みに集中することができました。

雪の結晶

雪の結晶は六角形の点対称なので、60度回転するだけで一周しているように見せられます。まさにスリットアニメーションにはうってつけのモチーフです。

スリット越しに見る図案

しま模様を通すため、隠れた部分は見る人が無意識に補うことになります。細かすぎたり、形が予想しにくい絵を避けることで、見やすい図案に仕上げています。

雪の結晶の試作

絵として見応えのあるディテールを保ちつつ、スリットアニメーションとしても理解しやすい簡潔で直線的な形を慎重に探しました。

メッセージ

メッセージ部分には金の箔押しを使って、ランダムなパターンの中に置いても自然に区別して見えるようにしています。

透明の外袋

透明の外袋をレールとして機能させることで、見る人はカードを一定方向にスライドさせます。手順を知らなくても自然と体験へと導くための工夫のひとつです。

取り出し口のガイド

中のカードはスリットよりも少し長くして、カードだけを指でつまみ出せるようにしています。外袋から中身を取り出す、という動作を活かすために、スリットではなくカード側を動かすところもポイントです。